『塔の上のラプンツェル』プリンセスのラプンツェルを塔の中に閉じ込めた張本人、それが悪役のマザー・ゴーテル。
ゴーテルはまだ赤ん坊だったプリンセス・ラプンツェルをお城から誘拐し、塔の中に閉じ込め自分の子として育てます。
それはラプンツェルの髪の毛がゴーテルを若返らせる魔法の髪の毛だったからです。
一見ラプンツェルを利用しているだけのように見えますが、そんなゴーテルに実は愛情深いのではないかという声が上がっているんです。
なぜゴーテルが愛情深いなんて言われるのでしょう。
今回はラプンツェルの悪役でおなじみマザー・ゴーテルが愛情深いと言われる理由と、最後はゴーテルはどうなってしまったのかを徹底調査していきましょう。
ラプンツェルの悪役ゴーテルが愛情深いと言われるのはなぜ?
それでは早速悪役で知られるマザー・ゴーテルがなぜ愛情深いと言われるのか、その理由を解説していきましょう。
上記のように、ゴーテルはラプンツェルを誘拐した目的はラプンツェルの髪の毛にあります。
ラプンツェルの髪の毛に若返りの魔法が込められているのは、ゴーテルが何百年も独り占めにしてきた魔法の花をラプンツェルの本当の母親が病気治療のために飲んだからです。
髪の毛は切ってしまうとその場で効果をなくしてしまい、金髪ではなくなってしまいます。
そのためラプンツェルごと誘拐し、自分の子として育てることにしたのです。
ラプンツェルを自分の子として愛情をもって育てた
そして、ここからがゴーテルが愛情深いと言われる理由なのですが、ラプンツェルを自分の子として育てていることです。
髪の毛が目的ならば逃げないように縛り付けて奴隷のように扱うこともできたはずです。
しかしゴーテルは本当の親子のようにラプンツェルを大事にし、読み書きや家事を覚えさせ、十分な食事を与え、塔の中でだけですがラプンツェルを自由にさせています。
少しでも愛情があったから、偽物でも親子を演じていたのです。
まだ赤ん坊だったラプンツェルを育てるのは大変だったはず、もしかしたらゴーテルはラプンツェルのことを本当に娘のように可愛がってる部分もあったのかもしれませんね。
ラプンツェルの優しい心を教えたのは奇しくもマザー・ゴーテルだったのでしょう。
ラプンツェルは素直で優しい人ですがそんな子に育てたのは悪役ゴーテルです。1人で編み物や料理は覚えられません。全てゴーテルが18年間善悪を教え育ててきた。決して愛がないと子育ては出来ません。だから
ゴーテルはきっといい人だと思う人RT pic.twitter.com/esu5lSbtAs— ラプンツェルからアナタへ♡。˚⋆ (@From_Rapunzel) March 29, 2016
ゴーテルの最後とラプンツェルの心情
ゴーテルがいかに愛情深いか分かっていただけたでしょうか。
次はそんなゴーテルが最終的にどうなったのか、そしてラプンツェルがゴーテルの最後に直面した瞬間の心境も調査していきましょう。
ゴーテルの最後は残酷なものになっています。
本当の母親じゃないとラプンツェルに気付かれ、塔の中に監禁してしまうゴーテル。
そしてラプンツェルを助けに来たヒーロー、フリンによってラプンツェルの髪の毛がばっさりと切られてしまいます。
その瞬間ゴーテルはみるみる老化していき、塔の上から落ちてしまいます。
おそらく何百年も生きていたからか、地面に落ちる頃には体は灰になりその遺体の姿は映されていません。
体ごと消えたのかは分かりませんが、若い姿のゴーテルではないことは確かですね。
そして、その場にいたラプンツェルですが、ゴーテルが塔から落ちる瞬間手を伸ばします。
到底ゴーテルに届かない位置にいましたがそれでも一瞬だけ手を差し伸べるのです。
それは、本当の親子ではなかったとしても、ゴーテルから大切に育ててもらった記憶は確かにラプンツェルに刻まれていたからでしょう。
『塔の上のラプンツェル』はゴーテルとラプンツェルの関係性がめちゃくちゃよくて、偽りの母と言えども長い年月を2人きりで過ごした濃密さと愛情がある。最後ゴーテルが塔から落ちるときに一瞬ラプンツェルが手を伸ばすカットに、それが集約されていると思う。 pic.twitter.com/flG85eaIZ0
— ナイトウミノワ (@minowa_) November 15, 2019
まとめ
ここまでの内容いかがでしたか?
ゴーテルについて調べていくと、最後は悲しいお話になってしまいましたね(/_;)
それではまとめです。
・ゴーテルはラプンツェルに対して確かに愛情を持って育てていた
・ラプンツェルを本当の娘として接している
・ラプンツェルの髪の毛が切られたことによる老化で塔から落ちるという最後
自分の子じゃなかったらなおさら愛情が無いと子供は育てられません。
もしかしたらゴーテルが悪役なんかじゃなく、髪の毛など関係なく、本当の母親だったら、とても良いお母さんになっていたかもしれませんね。